現調は図面と現場で状況がズレているのを把握する工事前の大事な仕事

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こんにちは。

今回の電気工事は「現調の重要性」について



岡山県玉野市でホテル兼レストランへの改装工事にともない「現地調査」を行ってきました。


この記事では現調をすることの重要性についてお伝えします。


本日以降の工事工程は「屋外へ貫通作業を伴う室外機用の配線作業やキュービクルの更新交換作業」になります。


次回の記事もお楽しみください。



改修や増築によって起きた図面のズレを現地調査を行い目視で確認する


実際の工事の現場では「あれ、なんかここ図面と違うな」と感じる瞬間があり、築年数が経っている建物になると過去の改修や増築によって図面が現状と食い違うのはよくある話です。


たとえば、図面では普通の壁が現場で見るとくぼみのある部屋だったり、微妙に曲がっていたりしており寸法にして数センチだとしても、仕上げや器具取り付けの段取りに大きく響いてきたりします。


他にも書かれていない部屋が追加されていたり、間取りがいつの間にか変更になっていたり、壁の中に想定外の配線や排気ダクトが隠れていた、なんてことも珍しくありません。


結局のところ、図面はあくまで「参考資料」であり現状を正確に映しているものではないので、最初に「ちょっと見に行こうか」と現場の中を図面と照らしあわせながら足を運びます。


もし怠ってしまえば工事が中断して工程の予定が崩れることで、材料を無駄にしたりもしくは全体の工期に影響を与えてしまうため目視確認はとても大切です。


現場を段取りよくスムーズに、そして丁寧に確実に仕上げるためには、まず「自分の目で現場を見に行くこと」が現調の基本として意識していることです。



工事に入る前の現調を怠ると段取り崩れと信用を失ってしまうこともある



現場調査をせずになんの準備もしないままいきなり工事に入ってしまうと、予想していたこととは違う状況が後から出てきてしまった場合、思いもよらないトラブルに頭を抱えることがあるため事前確認はとても大切です。


実際にあった例では、配線を通す予定だった天井裏をみたところ、図面には何もなかったはずなのに実際にはガス管がど真ん中に通っていて、急遽配線ルートを変更する状況になりました。


別の現場では天井面の配線をする予定だったが天井が想定よりもかなり高く、用意した脚立の高さが足りないことで作業ができず、予定していた作業ができなかったという事態も起きているため準備の重要性を改めて実感した経験もあります。


こうしたことが現場で起きると、ただ作業を止めるだけでは済まず調整に時間がかかってしまうと全体の段取りを見直す必要が出てきて、他の職人や工程にも次々と影響が広がってしまうのが実情です。


結果的に、追加の人員を呼ぶ必要が出たり、材料を無駄にしたり、スケジュールが後ろにずれ込んだ分だけ全体のコストが上がってしまうことも十分に考えられます。


そういった対応の遅れや準備不足が表に出てしまえば、施主や発注者からの信頼を失ってしまい、「次もこの業者に頼もう」とは思ってもらえなくなるのが正直なところです。


反対に、信頼される職人や業者というのは、現場入りする前の時点でしっかりと下見を済ませており、問題になりそうな箇所は事前に洗い出し、対応策を頭の中に描いたうえで工事に臨んでいます。


「段取り八分、仕事二分」と言われていますが、これは口だけの話ではなく実際に現場でトラブルを減らし、確実な仕上がりにつなげるためにも重要な心がけで作業をしていく上で意識して施工します。



信頼を得るためには当たり前な確認を怠らない姿勢と行動が要になる



信頼される工事を行うためには工事前に現場確認をいかに丁寧に行うかが基本中の基本であり、現調を怠るとどれだけ事前に準備していても現場で予想外のつまずきを経験することになります。


図面を見ている段階では「問題なさそうだ」と思っていた箇所でも、いざ現場で作業に入ってみると実は施工の妨げになるようなズレや隠れた障害が見つかるというのは、この業界では現場ならではの気づきとしてよくある話です。


たとえば以前の現場では、図面どおりの場所へスイッチとコンセントの配線を持っていこうとしたら、そもそもそこに部屋が作られていなかったこともありました。


また別の現場では、「この電線は再利用できそうだな」と思って手に取った瞬間表面にひび割れがあることに気づいたので引き直すことになったのですが現場で見て触れたからこそ気づけた事でした。


このようなことがあるので、梁の位置が予定とズレていないか、配線ルートに無理がないか、脚立がちゃんと立てられる高さが確保されているかなど、実際に現場に足を運び、目で見て、身体で確かめることが必要になります。


段取りどおりに工事を進めようとするなら、机上の情報だけに頼るのでは不十分なので現場を歩きながら空間を感じ取り、自分の手で「これで大丈夫」と確信を持てるまで確認しておくことが欠かせません。


「これくらいなら大丈夫だろう」といった小さな見落としが一つずつ積み重なると、最終的には大きなやり直しや、信用の低下に直結するのが現場の怖さです。


特別なことをする必要はなくて当たり前のことを1つ1つ丁寧にやり続けることが「ここに任せてよかった」と施主からの信頼につながるので丁寧な現調を心がけます。



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