工場で使われる「コンセント」って何が違うの?種類や特徴について解説

こんにちは。

ミヨシ電工は、岡山県瀬戸内市を中心に、住宅や工場の電気設備工事、更新工事や工場設備メンテナンスなど、幅広い電気工事サービスを提供しております。


工場のコンセントは一般家庭で使用されるコンセントとは異なり、特殊な機械や設備に対応できるよう、工場特有の形状をしています。


今回の記事では、工場で使われるコンセントの特性や仕様についてご紹介します。



工場で使われるコンセントの特徴



▼コンセントの種類は3つある


日本で使われているコンセントには「単相100V」「単相200V」「三相200V」の3種類があります。


単相は家庭用、三相は主に業務用として扱われており、工場で使われるコンセントは「三相200V」が一般的です。


単相コンセントは配線の数が少ないため、電圧が低く安全。家庭用の電力供給に適しています。



▼工場で使われる「三相(さんそう)コンセント」とは


三相コンセントは、コンセントの穴が3つ(アース付きだと穴は4つ)あるタイプです。


単相200Vは家庭用のエアコンなどでよく使われていますが、三相200Vとの違いは「電流を流す導線の数」にあります。


三相コンセントは、単相コンセントと比べて少ない電流で同じ電力を得られるため、電気損失が少ないのが特長。


3つの穴すべてから200Vの電圧が流れており、より大きな電力を出力できます。


大型の機械やモーターで使われることが多いのも三相200Vのコンセントです。



工場で使われる業務用コンセントに求められる「耐久性」


工場の環境はコンセントにとって過酷であることが多く、湿気や粉塵、高温、衝撃などに耐えられる頑丈なつくりであることが求められます。


そのため、工場で使われる業務用コンセントには「漏電遮断器」や「過電流保護機能」といった安全装置が組み込まれているケースが多いのも特徴のひとつです。


過電流とは、電気の使い過ぎで電線や器具の許容電流を超えて電気が流れる現象のこと。


許容電流値をオーバーしてしまうと、電線や機器が焼損してしまいます。


また「トラッキング現象」を防ぐために、専用のプラグやソケットが使用されます。


トラッキング現象とは、電源プラグとコンセントの隙間にホコリや粉塵が溜まり、湿気や水分が加わることで電流が流れ、火花放電が起こる現象のことです。


家庭でもトラッキング現象は起こりやすく、コンセント周りのこまめな清掃が推奨されています。



コンセント工事は資格が必要


工場の機械や設備は多くの電力を消費するため、専門的な知識や技術が必要です。


工場で使用する機械に電気を供給するために、専用のコンセントやブレーカーを設置する工事を「動力受電工事」といいます。


動力受電工事は「電気工事士」の資格を持ったプロしか行えません。



工場のコンセントは定期的な点検が大切


先述した「トラッキング現象」などの事故を未然に防ぐためには、コンセントの定期的な点検が大切です。


特に工場のコンセントは高負荷な機器が多く、不具合や締結不良、接続部分の老朽化を見逃してしまうと、重大な事故になりかねません。


定期点検を実施し、適切なメンテナンスをすることで安全性が保たれ、工場全体の安定稼働につながります。


工場のコンセント工事やメンテナンスについてのご相談は、ぜひミヨシ電工までお気軽にお問合せください!




創業30年を超える実績と豊富な経験で、あらゆる電気工事に対応


ミヨシ電工は、岡山県に拠点を置き、30年以上にわたり、工場を中心に店舗、オフィス、住宅など、幅広い電気工事を手掛けてきた実績と信頼がございます。熟練の電気工事士が、お客様のニーズに丁寧にヒアリングを行い、最適なプランをご提案いたします。どんなに難しい現場でも諦めず、最後まで責任を持って施工いたしますので、安心してご依頼ください。


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