こんにちは。
今回の電気工事は「モーターへの電源ケーブル配線工事」について
岡山県岡山市の北区にて、リサイクル用機械の新設に伴い「モーターへの電源ケーブル配線」が完工したので電気工事の現場を撮影しました。
搬入出用のベルトコンベアを動かすためには電力が必要で、各モーターへ電気を供給するために電源ケーブルの配線工事を行います。
電源ケーブルの配線工事は、電源ケーブルを各ラインのモーターへ配線する単純な作業と思われがちですが、安全に作業を行うためしっかりと確認しながら作業を進めます。
各モーターと電源ケーブルの間で漏電がないか絶縁抵抗計を使って測定、電源ケーブルとモーターの接続部は漏電を防ぐために、しっかりと絶縁テープや絶縁チューブで覆い事故を防ぎます。
電気の事故に大きく関わってくる部分ではないですが、電源ケーブルの固定作業も配線工事の大事な仕事のひとつになります。
実際に毎日リサイクル作業を行う従業員からしてみると、通路や機械の側に垂れ下がる配線は邪魔になるのはもちろんのこと、視界に入る部分なので美しく配線されている方が気持ちが良いものです。
最後は金属破砕機・搬入コンベア・選別機などのリサイクル用機械の動作確認を行い、モーターの回転方向やラインからの異音や振動がないかなど確認を行います。
30年近く稼働するモーターがある場合、いくつか注意するべき点があります
本日は新設設備に設置するモーターとは少し違った目線から、逆に長い期間使い続けたモーターについて紹介したいと思います。
工場が建ってから30年以上現役で稼働するモーターがまだあった場合、故障について気に掛ける工場オーナーさまは多くいらっしゃいます。
しかし、同製品のモーターの取り扱いについて気にされるオーナーさまは少ないかと思います。
搬入出に必要なベルトコンベアに使われるモーターの場合には、ベルトコンベアごと交換もまだ現実的ですが、製造ラインに必要なメインモーターの場合にはラインごと入れ替えというのは簡単ではありません。
モーターと言えど次々新しい技術が出てくる中、製造から30年以上経過するモーターの場合にはモデルチェンジで生産そのものが終了している場合もあり、そうなると入手そのものが困難になります。
メーカー側も交換部品用のパーツを一定期間保有しているものですが、さすがに30年も経過してくると部品そのものの販売自体もストップしている可能性もあるため同製品の取り扱いは気にかけておくと何かあった場合に安心できます。
仮にモデルチェンジでモーターの外観が変わっている場合には、設置する形状や高さ・モーター軸の位置などが既存の設置場所と噛み合わないことになるため、設置するための調整台を制作する必要や接続部の結合も特注で設計する必要がでてきます。
製造ラインに関わる重要なモーターであれば、せめて数年に1度は同製品の取り扱いを確認するなど問い合わせておけば、仮にモデルチェンジがあった場合にも急に故障しない限りは猶予期間で調整台や接続部の設計を計画的に進められます。
生産ラインそのものをごっそり交換することを考えれば、ちょっと手間がかかったり面倒だったりするかもしれませんが、数年おきの確認で計画的に進められることを考えれば工場オーナーさんとしても無駄な出費を抑えられるので有りかと思います。
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