設備増設による電力量増大と変圧器(トランス)の容量不足について 

こんにちは。

ミヨシ電工は、岡山県瀬戸内市を中心に、住宅や工場の電気設備工事、更新工事や工場設備メンテナンスなど、幅広い電気工事サービスを提供しております。


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高所作業は危険が伴うなど、万が一の転倒や感電などの事故を防ぐためにも、高所LED交換は無理せず専門業者にお任せください。


さて、今回は「電力量増大と変圧器(トランス)の容量不足について」について


設備の増設に伴い、消費電力が大幅に増加すると、既存の変圧器(トランス)の容量不足が発生するケースがよく見られます。


トランスは、キュービクルに送電される6600ボルトの高圧電気の電圧を下げたり上げたりできる変圧器のことを言います。



工場の設備導入・改造などにより、変圧器(トランス)の容量不足は起こりやすい


工場の生産ラインの拡張、新設備の導入、あるいは既存設備の性能向上など、工場の稼働状況は常に変化しています。


このような変化に伴い、電気の使用量も変動し、結果として変圧器(トランス)の容量が不足してしまうケースが少なくありません。


製造ラインの拡張で設備が増えると、消費電力も増加し変圧器(トランス)に流れる電流が増えるため、変圧器(トランス)の容量不足を起こします。



工場の設備導入・改造など行った場合には、変圧器(トランス)内容が変わるため変圧工事が必要です


電流が変圧器(トランス)の容量を超えると、変圧器(トランス)は過負荷状態となり、出力電圧が低下するためブレーカートリップの現象が起こります。


製造ラインの電源を入れると工場のブレーカーが飛んだり、一定時間動かすと稼働中にブレーカーが飛んでしまう場合、電圧に合わせて変圧器(トランス)を調整する必要があります。


ただし、コイルの太さや鉄心の大きさを単純に大きくすれば良いというわけではありません。


どの程度の電力を扱いたいのか必要な容量を調べ、キュービクル内の設置スペースに合わせて総合的に判断する必要があるため、私たちのような電気工事業者に相談いただくことをおすすめいたします。



トランスの増設工事を依頼する時に伝えておきたいポイント


トランス増設を行う場合、キュービクル内に増設を行えるスペースがあるのかを伝える必要があります。


仮に増設できるスペースがないと判断された場合には、キュービクルそのものをひと回り大きなサイズへ増設する必要があり、最終的には現地調査で詳しく調べながら工事内容を決定いたします。


また、トランスは非常に重いため搬入経路の有無も伝えておくと進行がスムーズになります。



トランスの耐電圧試験から新しいトランス設置の流れ



▼新しいトランス(変圧器)の耐電圧試験


まずは、主任技術者さん方で、新しいトランス(変圧器)の耐電圧試験を行います。


トランスの耐電圧試験とは、トランスの絶縁性能を評価し、想定外の電圧が印加された際に絶縁破壊が起こらないことを確認する試験です。


新しいトランスの安全性を確保するための基本となる試験で、その目的は通常取り扱う電圧に対して充分な絶縁耐力があるかどうかを確認することで絶縁破壊を起こす可能性のある不良品を見つけることです。


通常取り扱う電圧の1.5倍の交流電圧または2倍の直流電圧で、規定された電圧を規定された時間印加した時に、絶縁破壊を起こさなければ、その絶縁物は十分な絶縁耐力を持つと判断されます。


キュービクルが停電した後に、DS(断路器)の放電作業を行い短絡接地を取り付け、これでやっと、機器の交換作業に入れます。



▼同時並行で停電作業を行い、防振ゴム架台とピッチに合わせて加工


既存トランス(変圧器)の離線、足元のボルトを外し搬出を行います。


変圧時に微振動することがあり、本体の程並びに騒音防止をする役割があるためトランスに防振ゴム架台を設置します。


トランスのベース部分を新しいトランスのピッチに合わせて穴あけ加工を行い交換します。



創業30年を超える実績と豊富な経験で、あらゆる電気工事に対応



ミヨシ電工は、岡山県に拠点を置き、30年以上にわたり、工場を中心に店舗、オフィス、住宅など、幅広い電気工事を手掛けてきた実績と信頼がございます。熟練の電気工事士が、お客様のニーズに丁寧にヒアリングを行い、最適なプランをご提案いたします。どんなに難しい現場でも諦めず、最後まで責任を持って施工いたしますので、安心してご依頼ください。


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