こんにちは。
今回の電気工事は「太陽光発電の消費」について
太陽光発電は気象状況によって発電量が異なりますが、それによって安全装置となるブレーカーの選定が難しくなっており、気象状況や設置環境を考慮して選定が必要です。
太陽光パネルは表面温度の上昇によって発電量が低下するので、工場の稼働コストを減らすために設置したが、思ったほどの効果が得られないと感じたら放置せず表面温度を確認することが大切です。
仮にある日を境に発電量が下がったんだと感じたら、ブレーカーがトリップしている可能性があるため、短絡や過電流の可能性を考慮しながらテスターを使い調べる必要があります。
太陽光発電においてブレーカー選定の難しさ
太陽光発電は太陽の光を電気に変換する電気設備のため、発電する電力は天候に左右されやすく、晴れた日射量の多い日には多く電流量が発生します。
気象状況で流れる電流量が変わるため、日射量の急激な変化による過電流でブレーカーがトリップしないように、太陽光パネルの公称値を参考にブレーカー選定を行います。
公称値はあくまで参考となる値で、設置条件によっては予想し得ない発電量になる場合もあるため、実際の設置環境や気象状況などに適合しているかも含めて点検する必要があります。
設置場所や角度・周囲の建物や樹木による影の影響など様々な要因によって発電量が変化するため、場合によっては余裕を持った容量のブレーカーを再選定する必要も出てきます。
太陽光発電は、周辺温度によって流れる電流が変わる
太陽光パネルは設置場所によって温度の変化が大きく違い、屋根に設置する場合は、地上の土に設置する場合と比べて熱を持ちやすい傾向があり、太陽光パネルが熱を持つことで発電効率が低下します。
このように太陽光発電は、周辺温度によって流れる電流量が変わるため、高い発電効率で管理をするためには、太陽光パネル同士の間隔をあけて風通しを良くすることで温度の上昇を抑えるなどの工夫が必要となります。
また太陽光発電の発電効率が上がることで、選定しているブレーカーの定格電流よりも高い電流量が流れると過電流となってしまうため、ブレーカーの確認も重要です。
発電量が低く太陽光発電のメリットを感じない時は、温度を測定する
工場の屋根は面積があり勾配もあることから太陽光発電に向いていますが、実際に設置してみたけど思ったほど効果がないなと思いながらもこんなものかと諦めていませんか。
太陽光発電は太陽の光をエネルギー源として発電しているため、日照時間や天候などで発電量が変わることは想像が出来ますが、実は太陽光パネルの表面温度が上がることで発電量が低下します。
太陽光パネルは表面温度25℃が最適とされており、屋根に設置することで想定の温度より高くなってしまい、発電量が低下している可能性もあるので一度オーナー様で温度を調べることで原因が発見出来ることがあります。
発電量の低下はブレーカーのトリップが原因だが、原因箇所が分からない
急に発電量が低下したらまずはブレーカーを確認しにいくと思いますが、その時にブレーカーがトリップしていたらまず一番に疑うのは直流電路の短絡だと思います。
その原因を確認するためにまず目視で外観を点検して心線がむき出しになっていないか、短絡により焦げている箇所がないか確認して、テスターを使って回路のチェックと絶縁抵抗を測定します。
それでも原因が分からない場合過電流が流れていないかチェックをし、設備担当者にトリップした時の状況を教えてもらい原因を特定する必要があるため、電気の専門家に依頼するほうが確実です。
周辺温度が上がることでブレーカーの定格電流が下がりトリップする
猛暑の時期は必然的に周辺温度が高くなってしまいますが、ブレーカーは基本40℃以内の環境で使われることを想定されており、40℃以上になってしまうと定格電流が減少します。
太陽光発電も同様に天候や温度に左右されるため、定格電流が減少している時に通常通りの発電量で出力されると、ブレーカーは過電流だと判断してトリップしてしまいます。
ブレーカーの定格電流の減少が原因の場合、定格電流の減少値を考え再選定をすれば問題は解決しますが、当時の状況と異なると原因の発見が難しくブレーカーがトリップした時の状況を教えてもらう必要があります。
その地域の気象状況に理解があり、またトリップしてから調査までの対応を迅速に出来ることから、太陽光パネルのブレーカー選定は地域密着型の電気工事業者のほうが適しています。
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