こんにちは。
今回の電気工事は「取り合いミスを未然に防ぐ電気屋」について
太陽光パネルを工場の屋根に設置し、発電された電力を使うことで電気代削減になることで再生可能エネルギーを導入する工場も増えています。
太陽光パネルを設置する工事には、工場内の電柱、受電設備・パワーコンディショナーなどのキュービクル設置、太陽光パネルを取り付ける工事と内容はさまざまです。
電気屋さんが得意とするのは、高圧受電設備を中心とした工事で、発電に必要な太陽光パネルは、専門でやられる業者が値段も含めて得意分野だったりします。
電気工事とひと括りに言えど、高圧受電設備と太陽光発電設備では得意分野が違う
太陽光パネルで発電した電力を、家庭で使用できる電力に変換するのが太陽光発電のパワーコンディショナーです。
太陽光を専門とする業者は、太陽光パネルからパワーコンディショナーのキュービクルまでを担当、そこから先の受電設備に関しては高圧受電設備を担当される電気屋さんの仕事になります。
設備を担当されている方ならこの時点でお気づきかと思いますが、パワーコンディショナー内で必要となる電力は、もちろん電気屋さんが担当されている高圧受電設備の変圧器に含まれています。
問題となったのは作業範囲と作業範囲の取り合い部分、結果の変圧容量不足が起きていた
仮に、パワーコンディショナーを収納するキュービクルに、排気扇と照明が複数取り付けられており、負荷設備に使用する容量が560Wだとします。
知らない電気屋さんは、高圧受電設備の100Vの変圧器容量を300VAとして施工したため、変圧器(トランス)の容量不足で最後まで工事が進んでしまいました。
最終の点検で発見されたため事故には至りませんでしたが、負荷設備に対して容量不足が起きて変圧器焼損などの事故になる可能性を考えると、設備を担当する方としては次の依頼に不安を感じてしまう内容です。
設計図面に負荷設備が使用する容量や、負荷設備に必要な変圧容量の記載で防げる
今回のケースは、分離発注でよく起こりやすいケースで、問題なく進めるには、両社間の取り合いとなる作業を確認する施工担当者を社内で任命するのが一番です。
ただし、依頼側の環境として、工事担当を専任できるほど人材リソースが少なかったり、そもそもの予算も限られている場合が多いかと思います。
その様な場合には、設計図面に詳細内容を記載してもらえることを条件に、依頼する業者選定がおすすめです。
作業範囲を越えても、現場へ立ち会う電気屋さんと出会えたら価格以上の価値がある
太陽光パネル工事だけでなく、工場の通路や駐車場に照明を設置する場合には、舗装を得意とする建設屋さんと一緒に作業をする場合があります。
照明用のケーブルを布設するため土を掘り下げ、埋めて舗装の仕上げを行ってもらう訳ですが、ケーブルの配管が潰れないように施工されているかなどは、現場に立ち会わなければ確認が取れなかったりします。
自分たちの工事だけでなく、その間の工事で品質が保たれているかまで意識が向いている電気屋さんであれば、今回の変圧器容量不足も途中で気づけた可能性が高いと感じています。
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