こんにちは。
工場や事務所・店舗の電気工事・省エネ工事を手掛ける岡山県瀬戸内市のミヨシ電工です。
私たちミヨシ電工は、工場の電気工事を手掛けていますが、その中にはメンテナンス工事も多くお受けしています。
ここでは、メンテナンスに関する5つのポイントをご紹介します。
1.受変電設備でのトラブル
長年稼働している設備では、経年劣化による絶縁不良や接触不良により、ケーブルや開閉器、遮断器が故障して、電気設備機器の保護ができなくなったり通電しなくなることがあります。
また開閉器や遮断器、電源ケーブルの電気容量選定ミスや容量オーバーの機器接続によっても、頻繁な遮断が発生することがあります。
実は電気工作物は、電気事業法により定期的な点検が義務化されています。
絶縁抵抗試験等、専門家による定期的な点検を実施するようにしましょう。
2.照明器具・コンセントの老朽による故障
差し込み不良、締結不良、接続部分の老朽化のほか、生産工程で発生する粉じんやホコリが原因で、火災が発生するケースもあります。
コンセントなどの接続部にゆるみがないか定期的に点検してください。
もしそこでゆるみを発見した場合は、早急に新しいものへ交換することをおすすめします。
また接続部のホコリや異物なども目視で点検するようにしましょう。
3.火災報知器の誤作動
報知器本体の機器故障のほか、水蒸気や煙で誤作動する場合もあります。
これも受変電設備と同様に、定期点検を行なうようにしましょう。
受信機と感知器の両方を、試験機を使用して作動確認を行なうのが、一般的な点検方法です。
4.誤操作、誤接続による機械の故障
設備を更新したり移設した時に発生しがちなのが、接続電源の電圧ミスによる電動機焼損です。
さらに三相配線の接続ミスによって、回転機器の逆作動が発生する場合もあります。
これを防ぐため、配線前に電圧や電流容量の確認を必ず行ないましょう。
また配線を取り外す際は、元の接続状況がどうなっていたか記録に残しておくと良いでしょう。
5.漏電、感電
設備の老朽化やケーブル損傷、接点の接触不良、異物の付着などにより、漏電や地絡をすることがあります。
また活線状態に気付かずに配線作業を行なってしまい、感電するケースもあります。
この対策としては漏電遮断器の設置、こまめな電気機器の点検・整備がおすすめです。
特に老朽化が進んでいる機器は重点的に点検し、必要に応じて早めに交換しましょう。
配線作業時は通電の有無を通電チェッカーなどで確認するのはもちろんのこと、活線作業が必要な場合は絶縁保護具を着用し、活線部に保護シートを被せて作業をするようにしてください。
いかがでしょうか。
一般家庭でも使われる便利な電気ですが、工場やプラントの場合は知識や技術が必要となり、慎重な対応が必要です。
ミヨシ電工では電気の専門家として、あらゆるトラブルに対処しております。
少しでも異変を感じたら、大きなトラブルになる前に、迷わずご連絡・ご相談ください!
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