漏電は時間をかけて根気よく絶縁抵抗を測定しないと発見できない場合もあります

こんにちは。

今回の電気工事は「絶縁抵抗の測定」について




疑わしい灯具を確認しても漏電を発見できない場合は、根気よく原因を探っていきます


工場の電灯分電盤がトリップする場合、かなり古くなった灯具の接続部劣化で漏電するケースがよく見られます。


電灯分電盤の状況から漏電が起きている回路は判断できるため、その回路にそって疑わしい照明設備を確認していきます。


古くなった照明器具での漏電や屋外の場合には照明ケース内の漏水による漏電など、過去経験したケースから当てはめて疑わしい箇所から優先して確認作業を進めます。


ただ、それでも漏電を発見できない場合も当然あるため、最終的には手間を掛けながらの作業になりますが絶縁抵抗をひとつひとつ測定する形で根気よく原因を探っていきます。


電灯分電盤の漏電ブレーカーはトリップしないのに、幹線用の漏電警報器が作動するといった稀なケースでは、トランスなども含めて確認する必要があり、原因を特定するまで広範囲にわたって地道にメガ打ちで絶縁抵抗を測定し続ける形となります。



灯具交換でも絶縁が良くならない場合には埋まった箇所の漏電を疑う


古くなった疑わしい照明を確認しても漏電が発見できない場合、次に漏電ブレーカーがトリップする回路をたどって絶縁計測をおこないます。


緊急性も低く確認にかけられる時間も余裕がある場合には、それこそ一つひとつの灯具を確認する方が確実ですが、工場が完全に稼働していないタイミングを狙って作業できれば良いですが、現実的にはそうもいかないため限られた中で作業を進める必要があります。


工場の灯具は倉庫の高所にある場合が多く、一つひとつの距離も離れていたりするため、状況にあわせて灯具と灯具の間隔を区切って切り離しながら絶縁測定の繰り返し作業となります。


また、工場構内でも倉庫のように開けている場所だけとは限らず、事務所まわりの場合では壁に隠蔽されていたり、状況によっては地中に埋設されている環境などもあるため、要所ケーブルを切り離して絶縁測定をおこなう地道な流れになります。


絶縁不良の区間を特定できたら、その間の灯具を調べ、絶縁抵抗が良くない場合には灯具の故障も考えて交換をおこなっていきます。


交換で漏電が解決する場合もあれば、それでも絶縁が良くならないといった状況では、次に壁や地中に埋まったケーブルでの漏電も疑っていく形になります。



地中に埋まった漏電は触らずに切り離し、新しい配線で復旧作業をおこなう


仮に壁に隠れた箇所や地中に埋まったケーブルでの漏電が疑わしい場合、壁や土を掘り起こして漏電を確認するとその分の工程が増える訳なので、もちろん作業時間も漏電復旧に掛かる費用も比例して膨らみます。


何が良くて、何が悪いという話ではなく、とにかく早く復旧したい場合には、漏電が疑わしい埋設された区間を切り離し新しいケーブルを配線して復旧するのも必要かと思います。


逆にある程度緊急性が低い場合には、時間と費用と相談しながら、できるだけ現状に近い形で漏電工事をおこなえる形がベストかと思います。



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