工場の緊急時や光ケーブルの断線時における対応策として

こんにちは。


今回の電気工事は「生産に欠かせない光ケーブル回線の遮断」について




工場における光ケーブル回線は、生産ラインの機械へ情報を送信するための重要なインフラになります。


しかし、予期せぬ事故や災害によって光ケーブルが遮断され、生産が停止してしまうリスクも常に存在します。


そこで今回の記事では、光ケーブル回線遮断時の対策として電気屋さん目線でお伝えできればと思います。



生産に欠かせない光ケーブル回線が突然遮断、その多くはネズミ


自動化設備のある工場の場合には産業用の光回線でそれぞれの機械を動かしている。


ネズミなどの理由で産業用の光回線がどこかで破損すると、もちろん生産に必要な機械に接続されているため、手動で生産を稼働させる必要が出てきます。


大規模な工場の場合、コントロール室と各生産ラインと距離も離れているため、断線したケーブルを探すのは現実的には難しい。


というのも、製品を生産するのが主たる仕事なので、手動でより一層忙しい状況で原因を辿って場所を特定する人手も時間もそもそも掛けられないからです。


そんな時に限って手動で動かすことによる対応で、設備担当者も対応に追われていたりします。



ネズミによる断線、食品や医薬品工場の場合には薬品散布が難しい


対策としてもっとも簡単な方法は、小動物の出る場所やこれまで断線が起きた場所を狙って忌避剤スプレーを散布する方法ですが、どの工場でも忌避剤スプレーで対応できるとは限りません。


なぜなら、忌避剤スプレーの主な成分は殺虫剤や虫除けスプレーに使われる成分のため、食品や医療品などの場合には散布そのものの成分が口に入ることは許されないため使用そのものが厳しくなります。


散布後の周りを小動物が移動するため、特に食品や医薬品など人に影響がでる工場では小動物が侵入しにくい建物の構造にするなど建築の設計段階で検討しておく必要があります。



緊急性がある場合にはメディアコンバータ―でLANケーブルに変換


その他には、光回線以外にもLANケーブルが接続できるよう予め生産ラインの機械側で対応しておくのもひとつの手かと思います。


あくまで人海戦術で断線した光ケーブルを特定する力技になりますが、断線した光ケーブルさえ特定できてしまえば、どうしても光ケーブルでないと稼働できない機械などにも対応が可能になります。


どうしても手動だと生産を再稼働できないような緊急時には、断線した箇所からメディアコンバーターでLANケーブルに変換する方法もあります。


ただし、LANケーブルは光回線とは違って通信速度や安定性が極端に低下するため、予め稼働が可能かどうかの検証を済ませておく必要があります。


現場で生産ラインを動かす方々からすると緊急事態の最終手段になるような話ですが、電気工事として対応できる安心感があると無いでは大きく違うため、設備担当者さんにはLANケーブル対応も視野にいれて検討いただけると嬉しいです。



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