【安全かつコスト削減】埋設表示シートの活用の仕方と判断基準

こんにちは。

今回の電気工事は「駐車場の照明配線工事」について。




岡山県瀬戸内市の邑久町にて、駐車場の照明新設に伴い「埋設表示シートの設置とFEP配管の埋め戻し」作業を行ってきました。

このあとの大まかな流れは「埋設表示シートの重大な役割やその使用方法、FEP配管を埋め戻す際の注意点」を書いています。

その後の流れも別記事にてご紹介するので、お楽しみにしてください。



なぜ埋設表示シートが重要なの?現場での役割と事例


埋設表示シートとはガス管や電線、水道管などの埋設時に必ず設置しなければならない安全対策の一つであり、掘削作業時に「ここに配管があります」というのを視覚的に誰が見てもわかりやすく判断するためのものになります。


この埋設表示シートをちゃんと使用して埋めておけば、のちのち別の掘削工事中に配管を傷つける前に発見することができるので配管を誤って損傷するリスクを軽減させることができます。


もし間違って配管やケーブル、水道管を切って傷つけてしまうと修理費用だけでなく周辺の地域にも影響を与えてしまい、大事になってしまうのでそれを防ぐためにも重要な役割を担っています。


シートの幅や色が、なんのライフライン用の配管が埋まっているのかでそれぞれ変わっているので、一目見ただけでこの下には、「電気の配管があるから慎重にしていこう」や「水道管があるから掘り進めれないな」などと判断することが可能です。



現場によって変える埋設表示シートの種類と選び方



埋設表示シートは幅や色などで”何用の配管なのか”区別されており、電気用はオレンジ色(ひとによっては濃ゆい赤色)に赤文字で、上水道は青生地に白文字で、ガスは緑生地に黒文字といった規定があります。


今回は低圧用電気配線なので、オレンジ(人によっては赤色)色の記事に赤文字で書いてあるシートを使い、耐久性が高く埋設するのに向いているポリエチレン製品の幅150mmの物を埋めていきます。


幅を選ぶ基準としては"シートが埋設物を覆っていてかつ採掘時にシートが確実に発見される大きさ"で埋設表示シートを選んでおき、必要な長さをあらかじめ計算して発注しておきます。


今回のFEP配管はそこまで大きくないので1枚しか使用しませんが、複数のFEP配管を埋設する場合は全て覆えるくらいこの埋設表示シートを横に並べていきます。



FEP配管と埋設表示シートを埋設!失敗しない施工テクニック



埋設表示シートを配管の真上に設置する時は、他の業者が掘削時に配管に接触する前に埋設表示シートに気付けるように配管から30〜60cm上に敷くことを意識して設置します。


埋め戻す時は土を被せていくのですが勢いでシートがずれてしまわないように要所ごとに石、もしくは土などで止めておくと、ずれたシートを戻す手間が省けて効率よく作業を進めることができます。


埋め戻した後はしっかり”転圧”をしていきます。


転圧を丁寧にしておかないと土と土の隙間が多くなってしまい、重量物が乗ってしまうことで地盤沈下してしまったり、衝撃を吸収できなくて配管が傷ついてしまう可能性があります。


自身で施工後のチェックリスト等を作り、転圧漏れはないか、埋設表示シートは正しい位置、適切なものを使っているかなど視覚的に確認できるようにしておくとトラブルを防ぐことができます。



【コスト意識と安全性】将来の安全性を重要視した長期的な対策


埋設表示シートは主に”将来起こるかもしれない事故を防ぐための対策”です。


重量物である重機が埋設物を破損させてしまうことで高額な請求額を支払わなければならないことと周辺地域のインフラを損傷させてしまうことを防ぐためには使用しておくほうが良いですね。


埋設表示シートを設置することで損傷を防ぐことができたなら、高額な修理費用や補修費用を回避できるので最初の何千円かの投資は絶対にしておいた方が良いといっても過言ではありません。


結果的に埋設表示シートの使用は適切な現場にあった物の選択と正しい施工をしておけば事故を防ぐ確率を減らすことができるので長期的にみて修理費用などを発生させないことから全体的に費用削減につながります。


ミヨシ電工は工事を進めるにあたって現場に適した材料を使い、正規の施工手順で、お客様の資産である電気設備を長期的に安全に使用できるような施工をします。


その中で熟練の職人によって、安全性やコスト面のバランスを考えながらお客様が納得のいく施工を目指していきます。



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