改装中の仕込み配線の気遣いによって仕上がり後の使いやすさが快適に変わる

こんにちは。

今回の電気工事は「仕込み配線をすることで仕上がり後の使いやすさが変わること」について。



岡山県玉野市でホテル兼レストランへの改装工事にともない「配線を器具をつける予定の位置に仕込む作業」を行ってきました。


この記事では配線を仕込むことで仕上がりが綺麗になるだけでなく、使いやすさを考えて施工していることについてお伝えします。


本日以降の工事工程は「キュービクルの更新交換作業や接地抵抗試験の実施」になります。


次回の記事もお楽しみください。



ボード施工前の丁寧な入線により店舗全体が満足の行く綺麗な仕上がりになる


ホテル兼飲食店の改装工事で、LGS(軽量鉄骨)で間仕切りが組まれていく中、構造体の隙間を縫うようにスイッチや照明、コンセントなどの位置を確認しつつ用途に応じた配線ルートで屋内配線の仕込み作業を進めています。


配線を落とし込んでおくボックスの設置も他職種と施工場所が干渉してしまわないように、現場状況を見ながら丁寧に進行してボックスまで配線を入れておきます。


この作業はボードを貼る前に配線を仕込んでいくのですが、この段階で配線を仕込んでいくことで配線を露出しないようにすることが目的で、天井やクロスなど綺麗な状態を保つことができます。


もし壁が仕上がった状態で器具を追加したり入線し忘れたりすると変更が必要になってしまって壁に穴を開け直してやり直さなければならないない場合もあります。


前持って計画された場所へ配線を傷つけないよう丁寧に入線することで仕上がりを綺麗な状態にできるので、配線を仕込む時のタイミングは露出配線を防ぐためにも重要になります。



見えない品質の安全と保守性を意識して仕上がりを左右する手間をかける


スイッチやコンセントの配線の仕込みは建物が完成すれば壁や天井に隠れてしまうため、普段目に触れることはありません。


それでもこの工程は満足のいく綺麗な仕上がりとメンテナンスしやすくかつ配線を傷つけないように丁寧に作業することで、安全性を大きく左右する大切な作業だと考えて手間をかけています。


電線が突っ張っていないか、逆にたるみすぎていないかや入線線位置にズレはないか、束ね方に無理はないかなど手元作業だけでなく全体を注意して視野に入れておきます。


さらに、ボックスの出しろや曲げ角が適切かどうかを確認しつつ作業を進めることでボードを貼る職人さんに迷惑がかからないようにします。


もしこうした確認を怠れば、ボード施工時に配線が巻き込まれて切断されていざ電気を通した時に通電されないことや、酷い場合は切れてる配線が他のものに接触することで短絡するといったトラブルにもつながります。


また、換気ダクトや配管、空調機器などの設備も他業種の方が配線しているので、電気の配線を通していくときも作業場所の干渉だけでなく配線どうしの干渉を避ける配慮も欠かせません。


限られたスペースの中で、最適なルートを見極めるには現場での判断力と経験が必要となるので、見えない部分こそ職人としての技術力と責任感を持って施工することを心がけています。



仕上がり後の使用するイメージを考える事でここにあってよかったを叶える


ホテルや飲食店の改装工事では、配線を仕込むときにお客様が現場に立ち会うことはないので、使う人の動きや導線を想像しながら配線を落とし込む場所を計画していきます。


例えば、厨房での配線だとすると調理機器の配置や作業範囲の動線を考えて、コンセントの位置や忙しくてバタバタしているときでもわかりやすい場所にスイッチをつけるなど考えて計画を立てます。


他にも、客室まわりではベッド横での充電やテレビ裏への隠し配線など、実際に完成したイメージをもって使うときを想像していかに使いやすいのかの判断を重ねていきます。


特に図面だけで判断せず、現場に立って現場の視点で確認することも欠かせません。


図面上には記載されていなかった冷蔵庫横の壁にはコンセント類の表記がなかったため

「ここ、必要じゃないですか?」

と現場監督や設計に連絡しお客様に確認してもらったのちに追加施工に至ったこともあります。


こうした“ちょっとした気づき”が、設計段階では見落とされがちなポイントを補い、「ここにあって助かった」という結果へ繋ぐことができます。



見えないからこそ細かい気配りとこだわりを重ねていくことで使いやすくする


ただ配線を落とし込んでいけば終わりではなく、使う人がどう使うかを想像して位置決めなどをしていくことが仕上がった後の使いやすさの土台になります。


たとえば、コンセントが家具の陰に隠れないよう、数センチ位置をずらしたり、スイッチの高さを周囲の電子機器や家具に合わせて統一させたり微調整することで見た目だけでなく普段の使い勝手も視野に入れて作業しています。


こうした判断は図面には書かれていない“使う人のリアル”を想像しないとできない工夫です。


現場で実際に立ち位置を変えてみたり、目線を合わせたりしながら、「ここが使いやすいだろう」と考えることを意識して施工しています。


お客様の手に触れるのはほんの一部でも、そこに至るまでに重ねた配線の気配りがあるからこそ、完成後の使いやすさを生むと感じています。


“見えない部分での気遣い”が、最終的な快適さにつながるよう心がけています。




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