こんにちは。
今回の電気工事は「進相コンデンサの交換工事」について
高圧進相コンデンサは、耐用年数を超えると絶縁が劣化するため定期的な交換が必要になります。
交換工事と聞けば「停電して外して付け替えるだけ」と思われがちですが、実際の現場は単純な作業では終わりません。
この記事ではコンデンサの据え付け位置や端子の締め付け具合といった、施工しているときの細かいこだわりも含めてお伝えします。
交換した高圧進相コンデンサは見えない危険が潜んでいるからほっとけない
進相コンデンサを外すときは、内部に充電されている電気を放電することが重要ですが、一度放電したからといって電源を切った家電のように安心というわけではありません。
古い油入コンデンサの場合、端子を開放してしばらく置いておくと、自己充電現象があるため内部の誘電体の性質で電圧が再び発生することがあります。
見た目にはまったくわかりませんが、実際には数百ボルトの電圧が発生するため、検電器を当てると検電器がピッと反応します。
以前行った高圧進相コンデンサの交換工事で、昼休憩の間コンデンサを放置していたところ、通電しているときのように電圧が発生してヒヤリとした経験があります。
その経験以来、取り外した高圧進相コンデンサは放電器具を取り付けたままにするようにし、電圧確認を徹底するようになりました。
現場で安全に電気工事をする上で、職人の安全を守るためには常に活線を扱うように、最後まで気を抜かないことが大切です。
見えない場所でもミリ単位の据え付けに込める職人のこだわりがプロの証
新しい高圧進相コンデンサを据え付けるのは、台座に置いてボルトで固定するだけですが、単純な作業にも職人のこだわりが多くあります。
高圧進相コンデンサを台座の上に仮置きしたら、前面の面位置、隣の機器との隙間、ボルト穴の通り具合を経験を基に手で感じ取りながら、ほんのわずかに位置を動かして調整していきます。
高圧進相コンデンサの設置位置の0.1mm単位の微調整が、機器の納まりの美しさや配線のしやすさを向上させ、あとでの点検作業のしやすさにもつながります。
受変電設備の内部なので誰に見られるわけでもないですが、自分が納得できる仕上がりにを求める細かいこだわりが、現場のプロの技術です。
マニュアルにはない経験による仕事のこだわりが設備の安全性や寿命を高める
現場で仕事を続けていると、熟練の工事のプロのような技術を身に付けるたびに、以前ならわからなかった施工において重要な細かい部分がわかるようになります。
端子の締め付け具合も、工具を握った手の感覚や締めたときの音でトルクレンチの数値で締めるのと、同じくらいの精度で施工できるようになり精度の高い工事が可能です。
機械のように正確な感覚は何度も現場を経験して身に付いていくもので、安全な工事を施工するにはマニュアルには書けない職人の技術が大切です。
日々の作業で積み重ねた細かな気配りとこだわりが、結果的に設備の安全性や寿命を大きく左右するため、自分たちはどんな現場でも手を抜かず納得いく仕事を貫いています。
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