こんにちは。
工場電気工事・省エネ工事を手掛ける岡山県瀬戸内市のミヨシ電工です。
今回はビルや工場など、主に契約電力が50キロワット以上の施設で導入されている、高圧受変電設備(キュービクル)についてご紹介します。
キュービクルとは小規模な変電を行なっている受電設備のことで、電柱の電線を流れている6,600ボルトの高圧電力を受電し、キュービクル内で100ボルトや200ボルトに変圧しています。
高圧電力は電気代が安いというメリットがある一方で、キュービクルを含む敷地内(構内)の設備は、事業者が責任を持って設置・管理をしなければなりません。
そこで注意したいことの1つが「波及事故」です。
波及事故とは、高圧受電設備の故障などが原因で、電力会社からの同一配電線に接続されている地域一帯を停電させてしまう事故です。
波及事故が発生すると住宅・ビル・学校・病院・交通信号など、付近一帯のさまざまな箇所が停電し、場合によっては多大な損害賠償を請求されるケースもあります。
実は波及事故の原因の47%は、劣化による故障。
つまり、高圧受電設備は定期的なメンテナンスが欠かせない設備なのです。
さらに万が一故障が発生しても、波及事故に至らないようにするための設備もあります。
それが、責任分界点に設置される保護装置「PAS」です。
高圧受電設備は近隣を巻き込む重大な事故に至る可能性があるからこそ、二重三重の対策を用意しておく必要があるのですね。
高圧電力を安全に導入してみたい方、高圧受電設備について疑問点がある方は、豊富な現場経験でノウハウのあるミヨシ電工まで、どうぞお気軽にお問い合わせください!
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