こんにちは。
今回の電気工事は「制御盤内のメンテナンス」について
制御盤発火事故は、工場の生産ラインに大きな影響を与えます。
劣化した低圧コンデンサが原因で発生した事故は、大規模な火災には至らなかったとしても、制御盤の一部が破損、焼損した場合では工場設備全体を停止してしまうことになります。
また事故が起きたことで、新設工事と再発防止対策を至急行う場合、耐久性の高い部品の使用や監視システムの導入を行います。
制御盤から発火!?制御盤内の低圧コンデンサが原因
「制御盤内部品が発火したから見てほしい」
という問い合わせがあったケースでは、劣化による腐食や溶けた形跡を発見したため急遽、制御盤新設工事を実施しました。
事故当時、制御盤内で異常な発熱が確認され、煙と火花が発生しました。
幸いにも迅速な対応により大規模な火災には至りませんでしたが、制御盤の一部が焼損し工場内の設備が一時停止する事態となりました。
この事故が原因で工場の生産ラインに大きな影響を与え、復旧作業と新設工事に多大な時間とコストをかけることになります。
制御盤内にある低圧コンデンサの劣化と腐食による影響
今回例にあげた、発火事故が起きた要因としてコンデンサの劣化が主な原因になります。
制御盤内にある低圧コンデンサが劣化していた場合に何かしらの理由で過電流、過電圧が発生したので発火したと考えられます。
企業ごとに異なるとは思いますが、この担当した工場では年末に1度定期点検を実施しています。
その年に1回のメンテナンス時に劣化していたことは判明していたにもかかわらず、「まだ使えるだろう」や「修理費用がもったいない」という理由で交換を先延ばしにしていました。
その影響で以前から突然ブレーカーが遮断されることがあり、接触不良や短絡が発生しやすい状況であった為、今回発火に至りました。
原因としては経年劣化によって接続不良が発生し、何度かの過電圧、過電流により腐食が進んでしまい機器が壊れて発火したという流れです。
制御盤を新設する工事の実施と事故再発を防止する対策
発火事故により制御盤の新設工事を行うケースなどではまず事故原因を徹底して調査したのち、その結果に基づいて新しい制御盤の設計を行います。
今回の事故は経年劣化が主な原因という状況なので、前回の物より耐久性の高い部品へ交換します。
特に低圧コンデンサには最新の耐熱・耐腐食性材料が施されている部品を使用します。
また、再発防止対策として制御盤内の温度と湿度を常時監視するセンサーを設置し、異常が検知された場合には自動的に警報が発せられるシステムを導入しました。
ただこれだけでは再び放置してしまう可能性があるため定期的なメンテナンスを行うことが必須です。
年に1回もしくは半年ごとに1回は確実なメンテナンスを行い、劣化してきている部品や長期間使用している機器がある場合は交換することを推奨しています。
安全性を向上または維持するために必要なメンテナンス
今後の取り組みとして、定期的なメンテナンスの強化が重要なことを伝えました。
特に低圧コンデンサの状態を定期的にチェックし、劣化や腐食の兆候が見られた場合には早期に交換をすることが大切です。
今回必要な部品がスムーズに集められたこともあり、長期停電は稼働していない休日の1日のみで済みました。
長期停電期間が少なく作業も滞りなく、速やかに正常稼働まで進めることができたので、お客様にも大変満足いただけました。
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