こんにちは。
今回の電気工事は「ハンドホール据付工事」について
岡山県瀬戸内市の邑久町にて、駐車場の照明新設にともない、駐車場のアスファルト地面との段差をなくしハンドホールの高さを合わせて据付作業を行ってきました。
この後の大まかな流れは、ハンドホールの据付後は掘削した管路に沿ってFEP管を通します。
その後の流れも別の記事にてご紹介するので、お楽しみしてください。
ハンドホールは通線時にシースを破損するため据付距離で設置します
保護した管路を地中に埋設することによって、高圧ケーブル電線の保護を行います。
地中埋設管路の距離が30mを超える離れた場所への布設は、コンクリート製のボックス(ハンドホール)を中継として設置します。
地中に埋設する高圧ケーブルは、FEP(波付硬質合成樹脂管)の内部を手で引っ張り通線するため、ハンドホールの間隔が長いと通すのにかなり苦労します。
引き込み作業が大変だからと高圧ケーブルの引き入れ時にシースを傷つけてしまうと、水が浸水するなど水トリーが発生するため安全に作業を進めます。
ハンドホールに水はつきもので、水が溜まっていればポンプで排出します
ハンドホールは地中に埋まっているため、ハンドホール内に水が溜まっている場合がよくあります。
初めて確認される建築主さんは浸水に驚かれる場合も多いですが、地中に埋まっているハンドホールに水はつきもので、点検時に水が溜まっていればポンプで排出して作業を行います。
場合によっては据付時に底に砂を引いて水はけを良くする、ハンドホールの水抜穴にキャップ付き止水栓を取り付けるなど、入ってくる水を防ぐ対策とあわせて水を逃がといった視点で状況にあわせて施工いたします。
泥水による目詰まりが予想される場合には、ハンドホールに水が溜まらないようハンドホールの水抜穴にVE管を床堀面より深く打ち込むなどの対策を施す場合もあります。
埋設の高圧ケーブルは水トリーが起こりやすいため端末処理を怠らない
地中埋設管路に敷設されている高圧ケーブルで発生する水トリー現象は、毛細管現象により浸水を起こしている場合が多くあります。
その原因を調べると端末処理の施工が不十分のケースが多く、高圧ケーブルのシースと接続部の取り合い部(隙間)から浸透しています。
タオルの端を濡らすと奥に向かって吸い上がっていく現象を思い出してもらえると、建築主さんにとっても身近な現象として分かりやすいかと思います。
ハンドホールは水が溜まるもの、とは言え水の処理まで意識してしっかり施工
高圧ケーブルを保護するために設置されるハンドホールは、地中にあるため雨水や地下水が溜まりやすい構造になっています。
ケーブルを保護するための重要な設備ですが、同時に水による電気工事のトラブルが発生しやすい施工箇所でもあります。
高圧ケーブルの端末処理が不十分な場合、水が浸入しやすくタオルが水を引っ張るように水トリー現象が発生します。
ハンドホールは地中にあるため雨水や地下水が溜まりやすい構造のため仕方ないと考えて施工することも可能です。
水が侵入しないように既存穴にネオシールを詰めたり、発泡ウレタンフォームを吹き付けるなど侵入を防ぐ方法など、水処理まで意識して施工する工事では建築主さんにとって安心できるかと思います。
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